40歳、介護士のイノスインターン生です。
最近TVなどで「クラウドファンディング」という言葉を聞くようになりましたよね。
弊社でも今月から「Makuake」という、クラウドファンディングサービスを使っていまして、
旅行者とカメラマンをマッチングするWebサービス「Finders!!」のプロジェクトを掲載しています。
第14回は弊社も利用している「クラウドファンディング」についてお伝えしていきますね。
:目次
- クラウドファンディングとは?
- クラウドファンディングのメリットとデメリット
- 出資側のメリットとデメリット
- クラウドファンディングの種類
- まとめ
クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは
群衆(クラウド)+ 資金調達(ファンディング)
をくっつけた造語で、
文字どおり
インターネットを介して不特定多数から資金を小額ずつ調達する仕組みのことです。
クラウドファンディングのメリットとデメリット

一般的な資金調達の方法として、銀行からの借り入れや、ベンチャーキャピタルなどからの出資があります。
ですが、厳しい審査など、手続きの難易度が高い。拡散性がなく、テストマーケティングが出来ないといったデメリットがあります。
しかし、クラウドファンディングであれば、これらのデメリットをクリアにすることができます。
クラウドファンディングのメリットとデメリットは以下のとおり
:メリット
・審査など手続きの難易度が低い。
・拡散性がある。
・テストマーケティングができる。
不特定多数の人から出資を募ることで、プロジェクトを多くの人に宣伝することができ、興味を持った人から出資をしてもらうことができます。
また、テストマーケティングの面では、どれくらいの人がプロジェクトに興味を持ってくれているか数字を取ることができます。
:デメリット
・プロジェクトの取り下げができない
・競合にアイデアを知られるリスクがある。
・約束したリターンが負担になる恐れがある。
クラウドファンディングは手軽に資金調達できますが(十分な事前準備と分析は必要)、プロジェクトの取り下げはできません。
また、拡散性が高く、マーケティング調査につながる一方で、競合他社にアイデアを知られる、奪われるといったリスクがあります。
そして、出資者へ約束したリターン(支援して頂いた金額に応じたお返し)、
が負担となり、赤字になる恐れがあります。
出資側のメリットとデメリット

・プロジェクトを始めるに当たり、出資者が出資するとどうなるのか、起案者側はメリットとデメリットを考えておく必要があります。
:メリット
・少額で投資できる。
・社会貢献しながらリターンが得られる。
・寄付型は節税につながる。
:デメリット
・元本割れする恐れがある。
・起案者に持ち逃げされる恐れがある。
・出資した支援の取り下げができない。
クラウドファンディングの種類

1.購入型
All or Nothing型とAll In型があります。
・All or Nothing型
募集期間内に目標金額を達成した場合のみプロジェクトが成立し、目標金額を達成しないと資金調達ができません。
・All In型
目標金額を達成していなくても、1人でも出資者が出ればプロジェクトの成立が認められます。
ただ、その分プロジェクトの実行を確約できていなければなりません。
2.寄付型
被災地支援など、社会貢献性の高いプロジェクトに利用されることが多いです。
基本的に商品やサービスのリターンではなく、お礼のメッセージや活動報告などがリターンとなります。
寄付先が公益的な活動をする団体であれば、確定申告で寄付金控除を受けられる場合があります。
3.融資型
ソーシャルレンディングとも呼ばれ、クラウドファンディングの事業者が仲介し、お金を貸して資産運用したい人(投資者)から資金を集め、お金を借りたい企業側に融資するサービスです。
投資者はリターンとして利息を得ることができます。
4.株式型
株式投資型クラウドファンディングの事業者が、上場前の企業の未公開株を投資者に提供する代わりに資金を募る仕組みです。
上場前の企業が将来、上場や企業売却をしたときに、出資額に応じて配当が得られる投資サービスとなっています。
借り手の企業側は年間1億円未満、投資家は1社につき50万円までと投資金額に制限があります。
5.ファンド型
ファンド型は、ファンド(基金)をつくり運営する会社と、資金を募集するプラットフォームを運営する事業者(プラットフォーマー)で構成されています。
投資者は匿名組合契約などの出資契約を、プラットフォーマーを通して契約し、投資をおこないます。
融資型ではお金を借り入れて出資者に利息を払います(利払い)が、ファンド型は利払いではなく配当が得られます。
配当は投資した事業の売上に基づいた分配金で利回りが計算されるため、売上に応じて利回りが上下動する特徴があります。
6.ふるさと納税型
自治体が解決したい課題をプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した納税者からふるさと納税として寄付を募集するものです。
寄附をすることで税金の控除が受けられ、寄附した自治体の特産品やお礼の品をもらうことができます。
まとめ

今回はクラウドファンディングのメリットとデメリット、6種類のクラウドファンディングの特徴について解説してきました。
クラウドファンディングには、
・インターネットを介して不特定多数から資金を小額ずつ調達する仕組み。
・6種類のタイプから目的に併せて選択して活用することができる。
・単なる資金調達でないさまざまな目的で活用されている。
という点がありました。
機会がありましたらクラウドファンディングを活用してみてはいかがでしょうか?
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